FA加入も34歳で育成契約、成績下降線の新人王 今季次第で危機…正念場のセ選手たち
広島・田中広輔は若手の台頭もあり昨季は41試合出場にとどまった
プロ野球は2月1日のキャンプインに備え、選手たちが自主トレーニングに励んでいる。中には2022年に思うような成績を残すことができず、今季に再起をかける男たちもいる。ここでは“背水の陣”で臨むセ・リーグの選手たちをあげる。
2021年にDeNAからFAで巨人に加入した梶谷隆幸外野手は、2年間思うような成績は残せていない。2021年は61試合出場で10月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受け、2022年は5月に膝半月板の手術を受けた影響で1軍出場なし。34歳が育成契約で再出発を図る。
中日の福田永将内野手は2021年に110試合に出場も、2022年はわずか25試合で打率.214、1本塁打2打点に終わった。大野奨太捕手は2年連続8試合出場、岡田俊哉投手は2022年は2試合登板と出場機会を減らしており、こちらも今年が勝負の年となることは間違いない。
広島の田中広輔内野手は、小園海斗内野手、坂倉将吾捕手ら若手の台頭もあって41試合と出場試合数が大幅減。2016年からの3連覇の立役者がもうひと花咲かせたい。阪神の高山俊外野手はルーキーイヤーに新人王の鮮烈デビューも成績は下降線。2015年ドラフト1位もプロ8年目、30歳を迎える今季、熾烈なレギュラー争いに割って入ることができるだろうか。
史上初の現役ドラフトで巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手は、高い身体能力で期待され続けながら楽天ではレギュラー奪取に至らず。新天地で殻を破る日が待たれる。広島の中村奨成捕手も5年間で70試合出場とくすぶっている。1つのキッカケで状況が一変する可能性もあるだけに、2023年の巻き返しが期待される。
(Full-Count編集部)