元オリ助っ人が53歳で現役復帰 豪州リーグ電撃加入「130キロくらいは投げられる」
ク・デソンが登板すれば元阪神・オクスプリングの最高齢登板を更新
元オリックスの左腕、ク・デソン(具台晟)投手が、53歳で現役のマウンドに帰ってくることになった。豪州ウインターリーグで、韓国プロ野球からの派遣選手を中心に運営している球団「ジーロング・コリア」が16日発表したもので、あくまで現役選手としての合流。19日から行われるアデレードとのレギュラーシーズン最後の4連戦での登板を予告している。
ク・デソンはオリックスで2001年から4年間プレーし、通算23勝34敗、防御率3.88。その後メッツや古巣の韓国プロ野球・ハンファでプレーした。韓国プロ野球では通算67勝71敗214セーブの成績を残し、2010年限りで引退したものの、そのオフから豪州リーグでプレー。「シドニー・ブルーソックス」で2014-15シーズンまで投げ続け、ジーロングの監督だった2018-19年にも49歳で1試合に登板している。今回登板が叶えばこの時以来、4年ぶりだ。
韓国メディアもこのニュースを驚きを持って伝えた。「OSEN」の記事によればク・デソンは「イ・ビョンギュ監督(元中日)と球団が快く許してくれ、またユニホームを着ることができた。1993年にプロ野球へデビューしたので、今回の登板で30年に達することができる」と喜んでいる。決して“お遊び”ではなく「130キロくらいは投げられるように体を作った。チームの助けになるよう、できるだけ長いイニングを投げる」と話している。
今季の豪州リーグでは、阪神でもプレーしたクリス・オクスプリング投手がシドニーにコーチ兼選手として在籍しており、すでに45歳での登板を果たしている。11試合で防御率2.89という好成績だ。これがリーグ最高齢登板で、ク・デソンの登板が叶えば一気に8歳も更新することになる。
(Full-Count編集部)