イチローも放出候補!? 主砲離脱でマ軍が“ファイヤーセール”行う可能性も
マーリンズが選手を大量放出? スタントン骨折が「その方向に彼らを追いやるだろう」
主砲のジャンカルロ・スタントン外野手が左手骨折で戦線離脱したことにより、マーリンズが7月31日のトレード期限までに選手を大量放出する“ファイヤーセール”を行う可能性があると、地元テレビ局「CBSスポーツ」が報じた。放出対象としてイチロー外野手の名前も挙げられている。
マーリンズに痛恨の事態が起きた。26日(日本時間27日)のドジャース戦に「4番・ライト」で先発したスタントンは9回、フルカウントから外角の速球をフルスイング。空振り三振に倒れた際に、左手を抑えた。6回の時点で痛めていたという現地報道もあるが、最後の打席の後に苦悶の表情を浮かべていた。
現地時間27日(同28日)に精密検査を受けると報じられていたスタントンだったが、左手の掌の有鉤骨(ゆうこうこつ)と呼ばれる部分の骨折が確認された。手術を受け、全治4~6週間とも報じられており、来月シンシナティで行われるオールスター出場も絶望的になった。
昨季、ナ・リーグのホームラン王に輝いたスタントンは、今季もここまで27本塁打、67打点といずれもメジャートップの好成績を残している。一方、マーリンズは現在30勝45敗で借金15と低迷。開幕前にはプレーオフ進出候補と期待を集めていたが、借金6の時点でマイク・レドモンド前監督を解雇した。指導者経験がほぼ皆無だった当時GMのダン・ジェニングス氏が異例の監督転身を遂げて以降、事態はさらに悪化している。
記事では、短気で有名な名物オーナーのジェフリー・ローリア氏が、これまでに何度も展開してきた“ファイヤーセール”を再び行う可能性について指摘。以下のようにレポートしている。
「もしも、マーリンズがトレード期限前の放出を検討していなかったなら、スタントンの故障がその方向に彼らを追いやるだろう。オフに慌ただしく補強した後には特に受け入れがたいだろうが、球団にとって最良の動きである。彼らには間違いなくいくつかの魅力的なピースが存在する」