大谷はNY恐れて登板回避!? “恨み節”に監督バッサリ「恐れるものは何もない」
争奪戦に敗れたNYは恨み節も…ソーシア監督は「彼はあまりに才能に溢れている」
25日(日本時間26日)からニューヨークで始まったヤンキースとエンゼルスによる3連戦。当初は3戦目にあたる27日(同28日)にヤンキース田中将大投手とエンゼルス大谷翔平投手による日本人メジャー投手対決が予定されていたが、エンゼルスは大谷の登板を回避。注目の投げ合いは幻に終わった。
これを受けて、大谷争奪戦に敗れたことを根に持つニューヨークのメディアやファンは、ア・リーグ最強打撃陣を誇る名門から「逃げた」と批判を強めている。だが、マイク・ソーシア監督は「あまりに才能に溢れている。恐れるものは何もない」と反論を展開した。米テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」が報じている。
第1戦は「5番・DH」でスタメン出場した大谷。敵地ヤンキースタジアムでは、打席に立つたびに地鳴りのようなブーイングを浴びた。
昨年12月に日本ハムからポスティングされた23歳二刀流を巡り、メジャーでは大争奪戦が展開された。その中で、NYメディアはヤンキースが移籍先の最有力候補だと報じていたが、書類選考で外れて直接面接にも招待されず。辛辣なNYメディアは名門ヤンキースを選ばなかった大谷を「何てチキンだ」と酷評した経緯があった。
ヤンキース戦の試合開始直前に、ダグアウト前でインタビューを受けたソーシア監督は、「地元メディアは面白がっています、彼は何を恐れているんだと? ショウヘイがヤンキースを恐れていないと否定できますか?」と質問されると、意に介さずといった様子で首を横に振った。
「言っておくがね、彼はあまりに才能に溢れているんだ。彼が恐れるものなんて何もないと思う」
さらには「この決定は球団によるもの。ショウヘイによるものではないんだ」と改めて説明し、大谷に降りかかる不名誉な評判を両断。打撃が好調なことも決断の理由に挙げ、「フィジカル面での不調はないんだ」と説明した。
次回登板は発表されていないが、28日(同29日)からスタートする敵地タイガース4連戦での登板が予想される。デトロイトでの先発が実現すれば、3冠王ミゲル・カブレラとの対決が拝めそうだ。
(Full-Count編集部)