「今、呼び捨てにしたやろ」 凍り付いた喜びの場…18年前に刺さった岡田監督の“睨み”

2005年に阪神を率いた岡田彰布監督(左)と平田勝男ヘッドコーチ【写真:共同通信社】
2005年に阪神を率いた岡田彰布監督(左)と平田勝男ヘッドコーチ【写真:共同通信社】

“声の主”阪神ヘッドコーチ・平田勝男氏がアレ目指し、再現を約束

 岡田彰布監督率いる新生・阪神は2005年以来の「アレ=優勝」を絶対目標にして、チーム一丸ムードが漂っている。昨年の秋季キャンプから岡田イズムが早くも浸透している感じだが、指揮官を支える平田勝男ヘッドコーチも気合十分だ。「アレを意識? 当然ですよ。そのために岡田監督が就任されているし、俺もヘッドコーチとして呼ばれているわけですから」ときっぱり。加えて前回の優勝祝賀会での“伝説のシーン”の再現も約束した。

 平田ヘッドコーチはプロ野球人生のほとんどでタイガースに関わっている。1981年のドラフト2位で明大から入団。現役時代は名ショートとして活躍し、1985年の阪神日本一にも貢献した。1994年に現役を引退し、1997年シーズンからは指導者としても縦縞に身を包み、2002、2003年は星野仙一監督の監督付広報も経験、その後、1軍ヘッドコーチ、2軍監督など、要職に何度も就いている。まさに経験豊富だ。

「岡田監督がやりたい野球をしっかりと理解して、それを選手たちと一緒に共有するというか……。11月から二遊間の強化とか、そういうことでやってきましたので、守りのしっかりした野球が重点的になりますよね」とさらりと話す。前回優勝の2005年も岡田監督、平田ヘッドコーチ体制だったが「岡田監督はタイガースで経験されて、オリックスでも(監督を)経験されて、落ち着きというか、どっしり感がある。そこは感じますね」とも口にした。

2005年の優勝祝賀会で飛んだ「よっ! 岡田!!」

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