大阪桐蔭、選抜連覇へ西谷監督「去年以上の準備を」　カギは2番手投手「前田1人では…」

3年連続14回目の選抜出場…「日本一になりたいとの気持ちは強い」

　日本高野連は27日、3月18日に開幕する第95回選抜高校野球大会の出場校を発表し、昨春の選抜を制した大阪桐蔭も3年連続14回目の出場を決めた。昨秋の近畿大会、そして明治神宮大会まで制した強豪は、全国の学校から追いかけられる身。大阪府大東市の同高で取材に応じた西谷浩一監督は「前田1人では勝てないと思っています」と、プロも注目する148キロ左腕・前田悠伍投手（2年）に続く投手を課題に挙げた。

　グラウンドに立った西谷監督は「去年以上の準備が必要と思っています」と力を込めた。昨春の甲子園は決勝で近江に18-1で大勝するなど、横綱相撲で制した。夏は準々決勝で下関国際に4-5で敗れたものの、秋は明治神宮大会を制覇。それでも手は緩めない。

　前田は1年から公式戦で投げており、実績も経験も豊富だが「前田1人では勝てないと思っています」と、あくまでチーム全体での戦いを強調する。「全員の力でやりたい。日本一になりたいとの気持ちは強い」と連覇へ強い気持ちで挑む。

（山口真司 / Shinji Yamaguchi）