体罰で監督解任の東海大菅生も選抜出場決定 高野連は選考説明で事件に触れず
21日付で若林弘泰監督を解任、上田崇新監督が就任
日本高野連は27日、3月18日に甲子園球場で開幕する第95回選抜高校野球大会の出場校を発表した。東海大菅生(東京)は秋の都大会で優勝したものの、部内での体罰が発覚し、1月21日付けで若林弘泰監督を解任する事態となっている。高野連は選考理由として大会結果を挙げたものの、事件については言及しなかった。
秋季大会での戦いぶりについては「固く結束して、全体の力で相手を攻略するチームカラーが持ち味」と評価している。
同高は2016年よりコーチを務めていた上田崇氏が新監督に就任する。学校が26日付で行った発表によると、昨年8月の練習試合の際に若林監督が部員のプレーを叱責し、蹴ったという。その後蹴られた部員は12月に転学届を提出し、学校側はこの時点で若林監督に指導の自粛を申し渡した。さらに1月の調査では、別の2人の部員に対して頬を叩く暴力が発覚していた。
(Full-Count編集部)