大谷翔平「4番・DH」で田中とメジャー初対戦 指揮官「良い攻め方ができれば」
次回登板は31日のタイガース戦が有力に
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日深夜2時5分開始)の敵地ヤンキース戦で「4番・DH」でスタメンに名を連ねた。試合前に会見を開いたマイク・ソーシア監督は「田中は常に我々にとってはタフな相手だ。彼はとてもスマートな投手だし球種も良い」と警戒心した。
当初はヤンキース田中とエンゼルス大谷による日本人メジャー投手対決が予定されていたが、エンゼルスは大谷の登板を回避し注目の投げ合いは幻に終わった。それでも大谷は「4番・DH」でスタメン出場。前日の同戦では4打数無安打1四球2三振でメジャー移籍後初となる2試合連続無安打に終わり、打率も3割を切り.297となっていた。
大谷と田中の日本での対戦は2013年。日本ハム1年目だった大谷は11打数無安打6三振、2四死球と力の差を見せつけられた形となった。一方、楽天最終年だった田中はこの年、24勝0敗と驚異の成績を残した。メジャー移籍後、初の日本人対決となった注目の一戦に指揮官は「(チームには)打者が9人いるわけだからね。田中に対して良い攻め方ができればと思う」とチーム一丸で田中攻略を誓った。
大谷の次回登板については「おそらくデトロイトでのカードになるだろう。ただ明日がフルゴリラ・ブルペンとなるので、そこで(予定が)見えてくるだろう」と、30日(日本時間31日)のタイガース戦になることを示唆した。
メジャーの舞台で再び対戦することになった両者。5年ぶりの対戦はどのような結末を迎えるのか注目が集まる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)