大谷翔平にも「自信を持って投げる」 全容闇の中…不気味なWBC中国エースは“実力派”

侍ジャパン・大谷翔平(左)と中国代表のチュ・グォン【写真:荒川祐史、Getty Images】
侍ジャパン・大谷翔平(左)と中国代表のチュ・グォン【写真:荒川祐史、Getty Images】

韓国戦は登板回避…日本戦での登板可能性は高い!?

 3月に行われる「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」には5か国が参加する。このうち、未だベールに包まれているのが中国代表だ。ただ、主力の一角を占めるであろう投手が韓国プロ野球でプレーしている。KTのチュ・グォン投手は今大会、エンゼルスの大谷翔平投手との対戦を楽しみにしているといい「私がそのレベルには及ばないだろうが、自信を持って投げる」と語った。「OSEN」など、韓国の各メディアが報じている。

 チュ・グォンが所属するKTが米国でのキャンプに出発する際に取材に応じたもの。「OSEN」の報道によると「日本戦に出ることがあれば、大谷選手と対戦してみたい、米国でも毎年ホームランを数十本打って、野球天才とも呼ばれる選手だ。私はそのレベルには及ばないだろうが、それでも一度相手にしてみたい」と対戦を熱望した。

 さらに「マウンドに上がるときはいつも自信を持って投げている。自分のボールを信じて投げたい」と、対戦のイメージを思い描いている。

 今大会、中国代表の情報はなかなか流れてこないが、実力から言えばチュ・グォンがエース級の役割を期待されるのは間違いない。韓国プロ野球で通算396試合に登板し、32勝36敗4セーブ。近年はリリーフに定着し通算105ホールドを挙げている。2020年には31ホールドでタイトルを獲得。翌年もリーグ2位の27ホールドで、チームの初優勝に貢献した。140キロ台後半の直球と、チェンジアップを武器にする。

 中国で生まれ、10歳の頃に韓国へ帰化したため、中国代表の資格がある。2017年に続き、代表への参加は2度目だ。ただ韓国戦には出ない予定にしており、日本戦での登板可能性は高い。日本は3月9日の初戦で中国とぶつかる。大谷との対戦を待つ実力派には要注意だ。

(Full-Count編集部)

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