タイガースは「投手・大谷」に”戦々恐々”!?「スプリットは60回に1回打てるか」
高校時代は二刀流目指したフルマー「見るのが楽しみ」
28日(日本時間29日)から敵地でタイガースとの4連戦に臨むエンゼルス。大谷翔平投手は初戦に打者として出場した後、2戦目は欠場し、30日(日本時間31日)の3戦目に投手として先発するとみられている。出場機会は2試合になる見込みだが、投打いずれも見られる可能性が高く、タイガースの選手たちも日本からやってきた二刀流選手に興味津々だ。
地元紙「デトロイト・ニュース」電子版は、大谷が打者として出場予定の28日(日本時間29日)に先発する可能性がある一昨年の新人王、マイケル・フルマー投手が「(大谷を)見るのが楽しみだよ。子供の時には誰もがやっていたことだからね。子供がする野球をメジャーリーグで再現しているんだ。素晴らしいことだよね」と話し、対戦を楽しみにしていると伝えた。
フルマーは高校時代、本気で二刀流を目指し、ダブルヘッダーで125球を投げた後、第2試合に三塁手として出場したこともあるという。「正直言って、誰もが夢見ることだよ。高校時代は二刀流プレーヤーになりたかったんだ。それができるなら世界で最も素晴らしいことだと思うんだ」と話している。
二刀流は、誰もができることではない。同紙によると、一塁手ヒックスは、12歳の時に1年間投手をしたことがあるがうまくいかず「自分にとっては(二刀流が)夢見ることでは決してなかったね」と明かしたという。打者のヒックスにとっては、「投手・大谷」攻略が目下の関心事。「打者にとって、彼のスプリットは60回に1回打てるかといった感じだからね。日本と韓国でプレー経験のある選手と話したことがあるが、真っ先に彼らが言うことは、スプリットに対処できるようにならないといけないということなんだ」と分析していた。
「打者・大谷」はニューヨークでのヤンキース3連戦で無安打に終わっており、デトロイトで久々の快音を響かせることができるか。また、中9日での登板となる「投手・大谷」は、自身3連勝を目指す。
(Full-Count編集部)