大谷翔平の昨季は“500億円契約”の価値 NY紙が選定「球界で最も興味深い人物」
「ロドン+ライリー=大谷」NY紙が価値を表現
メジャー6年目を迎えるエンゼルス大谷翔平投手は、「ユニコーン」の異名を確立するなど他の選手が誰も真似できない活躍を続けている。昨季は規定投球回と規定打席の両方をクリア、近代野球では初の快挙を達成したが、今季はどんなプレーを見せるだろうか。米「ニューヨーク・ポスト」紙は球界で最も興味深い人物1位に大谷を選出。約280億円契約を結んだ野手と、約214億円契約を締結した左腕を例に挙げ、この2人を融合したような人物だと大谷を評している。
「ポスト」紙はまず、オースティン・ライリー内野手がブレーブスと結んだ10年2億1200万ドル(約280億円)契約と、カルロス・ロドン投手がヤンキースと締結した6年1億6200万ドル(約214億万円)の契約に言及。「この2つの契約を頭に入れておいてほしい。そしてこの選手たちを1人の選手に統合してほしい。さらに、マーケティングの可能性もその要素に追加してもらいたい」と大谷の価値について言及した。2人合わせて年俸総額約494億円。ほぼ500億円という見立てになる。
昨年の大谷は上記2選手の活躍を合わせたものと同等だったと解説。規定投球回に達した先発投手で、奪三振割合はロドンが1位(33.4%)で、大谷は33.2%で2位だった。ライリーの成績は打率.273、出塁率.349、長打率.529、38本塁打、93打点、90得点で、大谷はそれぞれ273、.356、.519、34、95、90。ほぼ同じ数字が並ぶ。
こうした事実を踏まえて、記事はエンゼルスが大谷と契約延長する場合、「具体的にどんなものになるだろうか」と指摘。さらにトレード期限前に放出する場合「どんな見返りを得るだろうか」と続ける。そして、単純に同一年に規定をWクリアするのは「驚くべきこと」とし、だからこそ「今回のランキングでオオタニは1位になっている」と主張している。
(Full-Count編集部)