大谷翔平、驚異の修正力 初回失点も2回以降立ち直る、4回終了で雨で中断
2つの四球で一、二塁とされ、5番のグッドラムに適時打許す
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地でのタイガース戦で今季8度目の先発マウンドに上がった。中9日の間隔を空けてのマウンドで初回に2つの四球から先制点を奪われて、制球に苦しむ立ち上がりとなったが、2回、3回と無失点に封じて完全に立ち直った。
初回、先頭のマーティンに四球を与えると、盗塁で二塁へ。2死から、4番のマルティネスにも四球を与えた。続くグッドラムに、2球目を中前に運ばれる適時打を許し、二塁走者が生還。ジョーンズは一飛に仕留めたが、初回に1点を奪われた。
不安定な立ち上がりとなったが、2回から急激に立ち直った。グレイナーを2球で追い込んで、スプリットで右飛。イグレシアスも2球で追い込み、3球目のスライダーで三ゴロに仕留めた。続くマチャドは4球目のスプリットで空振り三振。初回は23球を要したが、この回をわずか10球で終わらせた。
3回に、エンゼルスはトラウトが左翼線への二塁打で出塁すると、2死二塁で4番のプホルスが中前適時打を放って同点に。試合を振り出しに戻すと、大谷はその裏も無失点に。先頭のマーティンをスプリットで中飛。カステラノスには落ちの悪くなったスプリットを左越え二塁打にされたが、キャンデラリオをスプリットで空振り三振、マルティネスはこの日最速の98.1マイル(約157.8キロ)の真っ直ぐで完全に詰まらせて遊飛に仕留めた。
さらに、大谷は4回も3者凡退の好投。しかし、ここで雨が降り始め、試合は中断となった。中断が長くなれば降板となるだけに、ダグアウトではソーシア監督と話し込む姿も見られた。大谷は4回2安打1失点でここまで62球を投げている。
大谷は今季7試合に先発して4勝1敗、防御率3..35の成績。前回登板の5月20日のレイズ戦では8回途中6安打2失点と好投し、勝利投手となっていた。
(Full-Count編集部)