大谷翔平が163キロ、今季のMLB先発投手最速記録を更新「現実離れ」「鬼才」
2度の雨天中断で降板、勝敗つかずも…「自身の持つ2018年の先発投手最速記録を破った」
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)の敵地タイガース戦に先発。2度の雨天中断の影響で5回83球、3安打1失点5奪三振3四球で同点のまま降板した。不運な形でマウンドを降り、5勝目はならなかったが、5回に今季のメジャー先発投手最速となる時速101.1マイル(約162・7キロ)をマーク。この1球に米メディアも騒然としている。
立ち上がりは制球に苦しんだ大谷。しかし、2回以降は立ち直ると、ピンチで炸裂させた剛速球で敵地観衆の度肝を抜いた。5回2死二、三塁のピンチで、キャンデラリオを投ゴロに抑えたが、この直球はこれまでのメジャー自己最速を0.1マイル更新する101.1マイル(約162.7キロ)を記録した。
地元メディアはこのファストボールに騒然。MLB公式サイトのマット・ケリー記者はツイッターで「ショウヘイ・オオタニは今夜の立ち上がり、フォーシームが91-92マイル(約146~148キロ)だった。そして、最後のイニングで時速101.1マイルまで上げてきた。自身の持つ2018年の先発投手最速記録を破った」と速報した。
一方、MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」の専門記者デビッド・アドラー氏もツイッターで「ショウヘイ・オオタニが5回を時速10.1マイルのファストボールで締めくくる。彼のメジャー最速記録だ」とレポート。地元ファンも二刀流のスーパースターの記録更新にツイッターで「現実離れしている」「鬼才だ」と驚愕していた。
試合は降雨で2度の中断となった影響で大谷は6回のマウンドに上がらず。5回3安打1失点で降板となり、勝敗はつかなかったが、剛速球でコメリカ・パークにインパクトを残した。
(Full-Count編集部)