パドレスの駐車場に「いい車がたくさん」　スター選手続々加入で起きた“変化”

11年475億円超でパドレスと契約延長したマチャドが会見を行った

　パドレスと11年3億5000万ドル（約475億8000万円）で契約延長したマニー・マチャド内野手が、2月28日（日本時間3月1日）にピオリア・スポーツ・コンプレックスで契約延長会見を行った。MLB公式サイトは「このユニホームを今後ずっと着ることができて誇り」と喜んでいたことを伝えた。

　マチャドは2019年に10年3億ドル（約407億8000万円）の契約をパドレスと結んでいて、この契約は2023シーズン後にマチャドが契約破棄できる条項がついていた。その権利を行使するつもりだとマチャドが球団に伝えると、双方は今回の延長契約に合意。今回は契約破棄権はついておらず、全チームに対してのトレード禁止条項がついている。

　2019年当時と違い、今のパドレスは「ザンダー・ボガーツがオフに11年契約を結び、マズグローブもダルビッシュもこの1年で契約を延長し、タティスJr.は2034年いっぱい契約下にある。そしてフアン・ソトとジョシュ・へイダーも去年のトレード期限に加入した」とスター選手が並ぶ。そのスター選手の一部がマチャドの会見に出席したため、ピーター・サイドラー会長は「会見直後に試合があるのだがそちらのメンバーは足りているのだろうか？」と上機嫌にコメントした。

　AJ・プレラーGMも「今、外に停まっている車の数々を見てくださいよ」と冗談を飛ばした。スター選手たちが増えたことで最も顕著な“変化”が表れている場所が、ピオリア・スポーツ・コンプレックスの駐車場だという。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者もツイッターで「いい車がたくさん」とつぶやいた。

　米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」が投稿した会見の映像では、マチャドがオーナーの方を見ながらソトの契約をおねだりする場面も。「次は願わくばソト。（大型契約が相次いで）素晴らしい。僕らは勝ちたい」と、より意欲も高まっているようだ。

（Full-Count編集部）