4試合で打率.083、侍Jの4番・村上は復活できるか? 専門家が感じた「打席での迷い」
侍ジャパンの4番に座る村上はここまで4試合で計12打数1安打、打率.083
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む侍ジャパンは4日、バンテリンドームで「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋」の中日戦を行い、4-1で勝利した。ここまで4試合で4番を務める村上宗隆内野手(ヤクルト)は無安打に終わり、計12打数1安打。野球評論家の新井宏昌氏は「状態を上げようと考えないほうがいい」と“原点回帰”のすすめを口にした。
前日の同戦では4試合目にして待望の初安打が生まれたが、この日は第1打席で空振り三振に倒れるなど4打数無安打に終わった。これで4試合で計12打数1安打0打点の打率.083。3冠王に輝き他球団が恐れていた“村神様”のバットは影を潜めている。
侍ジャパンでも不動の4番として期待がかかる若き主砲に、新井氏は「ここまでの打席では打つべき球を見逃すケースが数回ある。4番の打撃をしようという気持ちがあるかもしれないが、打席に立った以上は初球から自分のスイングをすることを考えてほしい」と分析した。
新井氏が挙げる好打者の条件の一つは「初球から打っていこうという気持ちを出しながらも、打たなくてもいい球は見逃す」ことだという。この日の村上は第1打席で甘く入った高めの直球を2球続けて見逃し。簡単に追い込まれ最後は空振り三振に倒れた。逆に第2打席では1ボールからの2球目。厳しい低めのシュートに手を出し左飛と、迷いが見られる打席が多かったという。