“不良債権”から復活ケンプ、圧巻レーザー&9号2ランに「オールスター」の声
ドジャース・ケンプが攻守に貢献
ドジャースのマット・ケンプ外野手が2日(日本時間3日)の敵地ロッキーズ戦で本塁生還を阻む好送球を見せ、球場のどよめきを誘った。
0-0の初回、ロッキーズは1死からブラックモン、アレナドの連打で一、三塁の好機を作った。ここでC・ゴンザレスの打球はレフトへ。俊足の三塁走者ブラックモンはすかさずタッチアップを構えを見せた。
しかし、これを弾丸送球で阻んだのが左翼のケンプだ。ほぼ定位置で捕球すると、本塁へ圧巻のノーバウンドストライク送球。果敢に突っ込んだブラックモンの生還を阻止した。この強肩には敵地も騒然となった。
ケンプはこの日、バットでも貢献。1点リードの7回に左翼へ2ランを放つなど3打数2安打2打点を記録し、12-4の勝利に貢献した。
今季はトレードでブレーブスから古巣に復帰。当初は期待されての加入ではなく、両球団が“不良債権”を処理する目的だったとも報じられたが、33歳のベテランは開幕スタメンをつかむと、ここまで56試合で打率.347、9本塁打、33打点と復活。MLB公式ツイッターでもこの日の好プレーを「肩で、バットでマット・ケンプがあらゆる面でドジャーズに貢献」と紹介しており、ファンからも「MVP」、「現在のドジャーズで一番の選手」、「素晴らしい。間違いなくオールスター」、「レジェンド」、「彼はオールスター級。彼に投票しよう」、「どんぴしゃり!」など称賛の声が寄せられている。