元DeNA久保、米独立リーグで現役続行 投手コーチ「実にプロフェッショナル」
昨年オフにDeNAを自由契約となった久保康友
昨年オフにDeNAを自由契約となった久保康友投手が米独立リーグのゲーリー・サウスショア・レイルキャッツと契約し、再びマウンドに上がるため調整を続けている。ロッテ、阪神、DeNAで活躍した37歳のベテラン右腕の近況を米メディア「ノースウェスト・インディアナタイムス」が伝えている。
同メディアは「日本人投手のヤストモ・クボがゲーリー・レイルキャッツに入団する」との見出しで特集。2005年にロッテで新人王を獲得するなど、阪神、DeNAと3球団を渡り13年間で通算97勝86敗6セーブを挙げたキャリアを振り返っている。
記事では久保が「まだあまり経験してこなかったチャンスが、このアメリカにはたくさんあると思ったんです」と、独立リーグでプレーすることを選んだ理由を紹介。首脳陣、チームメートとコミュニケーションを取る際には12カ国語で利用できる”iFlytek”と呼ばれる翻訳機を使っていることをレポートしている。
また、久保は同チームで、すでにブルペン入りを果たしておりスライダー、チェンジアップ、スプリットなど様々な変化球を投げ首脳陣から高い評価を得ていることにも言及している。
投手コーチのアラン・キノハが「彼が投げる姿を見ると、彼が非常に高いレベルでプレーしてきたことが見て取れるね。彼の仕事ぶりは実にプロフェッショナルで、細かいんだ」と称賛している様子もレポート。捕手のジョージ・トーレスはスライダー、チェンジアップを評価しているようで、「ストライクゾーン全体を使う投手とは反対に、彼は安定的にアウトを奪える低めに一貫して投げ続けられるんだよ」と絶賛しているという。
記事の中では久保が「球速は若いころに及ばないかもしれないが、コントロールは当時を遥かに上回っている」と、制球力に自信を持っていることレポート。チームでの登板はまだないが、当面は中継ぎとして起用される可能性が高いことも紹介されている。