大谷翔平、グラブ投げ捨て雄叫び“胴上げ投手” 最後はトラウトと“最高の勝負”でK斬り
決勝・米国戦に「3番・指名打者」で先発出場
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦に「3番・指名打者」で先発出場。9回から指名打者を解除してマウンドへ上がり、最後はトラウトから空振り三振を奪取。胴上げ投手となり、3大会ぶりの世界一に貢献した。
投打でフル回転した。決勝戦では7回1死に遊撃内野安打を放ち、全7試合で安打を記録。打率.435、1本塁打、8打点をマークした。投手では日本時間9日の1次ラウンド・中国戦、同16日の準々決勝・イタリア戦と2勝を挙げた。
1点リードの9回で先頭に四球を出すも、併殺で雄叫び。最後はエンゼルスの盟友トラウトとの“最高の勝負”で空振り三振を奪い、マウンドでグラブを投げ捨てて雄叫びを上げた。グラウンドには侍ナインの歓喜の輪が広がり、スタンドは総立ちとなった。
試合前にはロッカールームでは「憧れるのを辞めましょう。憧れてしまったら超えられない。今日1日だけは憧れを捨てて勝つことだけを考えていきましょう」とナインへ呼びかけた。両軍メンバーの紹介では先頭で国旗を掲げて登場。さらに5回終了後からブルペンと自軍ベンチを行ったり来たりして救援登板の準備をした。チームの中心として牽引した。
(Full-Count編集部)