大谷翔平から「どっしり構えて」 “初コンビ”だった捕手が明かす登板直前の会話
中村悠平は7投手をリードして世界一貢献「それぞれ素晴らしい投手」
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた野球日本代表「侍ジャパン」は23日、成田空港着の航空機で帰国した。市内のホテルで行われた優勝帰国会見では、決勝・米国戦でマスクを被った中村悠平捕手(ヤクルト)が、9回に登板した大谷翔平投手(エンゼルス)とのマウンドでの“会話”について語った。
1点リードの9回。「3番・指名打者」で先発していた大谷が指名打者を解除してマウンドに上がった。この時マウンドで長く話す様子があったが、中村は「僕自身ブルペンでも1度も受けたことがなかったので、ベンチで甲斐選手とちょっと話した後に、マウンド上でまずサインの打ち合わせをしっかりして、それから大谷選手が『甘めでいいのでどっしり構えてください』と言ってくれたので、それを聞いて僕は座っていました」と秘話を明かした。
大谷は最後は同僚のマイク・トラウト外野手を空振り三振に斬り、ウイニングボールは中村のミットに収まった。決勝ではダルビッシュ有投手(パドレス)ら7投手をリードして強力打線を2点に封じた。
世界一を支えた中村は「7人の投手をリードしましたけどそれぞれ素晴らしい投手ですし、彼らのストロングポイントを引き出してあげれば必ず抑えられると思っていたので、僕はその一心で受けていました」と充実の表情を見せた。
(Full-Count編集部)