打者天仰ぐ急変化が「マジえぐい」 “魔球”操る侍右腕は「さすがダルに認められた男」
オリ宇田川が今季初登板で山川を空振り三振など火消しに成功
■オリックス 3ー2 西武(31日・ベルーナドーム)
オリックスの宇田川優希投手が、さすがの火消を見せた。第5回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した侍ジャパンの一員としてブレークした右腕は、切れ味抜群のフォークでともに世界一を成し遂げた山川らを手玉に取った。ワンバウンドなのに思わず打者も手を出してしまった急激落下の“魔球”は、ファンも「マジでフォークえぐいなあ」「さすがダルに認められた男!」と絶賛だ。
3月31日にベルーナドームで行われた西武との開幕戦で、早速宇田川の出番がやってきた。先発した山下が1-1の5回1死一塁で降板。2番手としてマウンドに上がると、まずは山川をフォークで追い込み、最後は威力抜群の直球で空振り三振。栗山は2ボールから申告敬遠となったが、柘植を投ゴロで脱出した。柘植への2球目はベースよりかなり手前でワンバウンドしているが、バットを出してしまった打者は天を仰いでいる。
宇田川は昨季途中まで育成選手ながら、支配下を勝ち取り19試合で防御率0.81と結果を残すと、日の丸を背負って世界一まで上り詰めた。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが「成長した姿、さらに頼もしく」としてこの日の投球映像を公開。「フォーク落ちすぎ」「結構な手前でバウンドしたのに振ったのみるとエグい球放ってるのわかるね」「あんなとこ振るんや」「安心感やべえぜ」「去年の夏まで育成やったとか信じられんくらいすごい」といったコメントが寄せられた。