大谷翔平の“神対応”をヤ軍番記者も激賞「とても日本人らしい」「きれい好き」
ESPNリベラ記者は今年1月に来日「街にゴミが落ちていれば拾う」
■エンゼルス 5ー2 ヤンキース(日本時間19日・ニューヨーク)
エンゼルス・大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地・ヤンキース戦で決勝2ランを放った。「2番・指名打者」で先発出場し、初回に右中間へ4号2ラン。5回には今季初盗塁を決め、4打数1安打2打点。チームの2連勝に貢献したが、7回の第4打席で右飛に倒れた後、“らしい行動”があった。
3点リードの7回1死二塁だった。大谷は右翼・ジャッジへのフライに倒れた後、一塁前に落ちていたビニール袋を拾い上げてポケットへ。何事もなかったかのように三塁ベンチへ引き上げた。この行動に感銘を受けたのが米スポーツ局ESPNのヤンキース番マリー・リベラ記者だ。
「日本人らしい行動ね。きれい好きなところは、とても日本人らしいわ」
親日家のリベラ記者は今年1月に来日。世界遺産の厳島神社がある宮島(広島・廿日市)を訪問した時にも日本の“習慣”に感動したという。「ゴミが1つも落ちていなくて、とてもきれいだった。日本人の友人に理由を聞いたら、『日本の文化だ』と答えたのよ。街にゴミが落ちていれば拾う。ショウヘイも同じことをしているのね」。
この日は初回に先制4号2ラン。打球速度116.7マイル(約187.8キロ)、打球角度19度という超低空弾だった。ヤンキース番記者はパワー自慢のスラッガーを思い浮かべたようだ。「スタントンの本塁打を思い出したわ。米国では洋服をかけられそうなライナーのことを『ロープ』と呼ぶの。でも、ショウヘイを何度も見てきたから予想はできていた。『あぁショウヘイ・オオタニだ』と。驚きもないわね。だって見る度にホームランを打つんだもの」。
昨年8月29日からのヤンキース戦は4試合で打率.400(15打数6安打)、3本塁打、7打点と打ちまくっている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)