阪神・村上頌樹が完封でプロ初勝利 完全投球は11回1/3で止まるも…2安打10Kの快投
“マダックス”の期待も抱かせたが…わずかに及ばず
■阪神 2ー0 中日(22日・バンテリンドーム)
阪神の村上頌樹投手が22日、中日戦(バンテリン)に先発し、3年目のプロ初勝利を完封で飾った。12日の巨人戦から続いていた、走者を1人も許さない完全投球は計11回1/3でストップしたものの、被安打2、10奪三振。さらに無四球という快投を披露した。
村上は初回、大島、岡林、アルモンテを3者連続三振に打ち取る絶好の立ち上がり。2回には細川、3回には龍空から三振を奪い3回までに5奪三振という好発進だった。5回は先頭の石川を中飛に打ち取ったものの、ルーキー福永に内角への速球を中前にはじき返され、完全投球がストップ。8回には先頭で対した福永にこの日2本目の安打を許したが、後続を3者連続三振に抑えた。
中日先発の高橋宏との投手戦になったが、阪神打線は6回に近本の適時三塁打、中野の犠飛で2点を奪い、村上がこれを守り切った。投球数は105球。8回を投げ終えた時点では89球で、100球未満での完封を意味する快記録“マダックス”の期待も抱かせた。
12日の巨人戦では、先発して7回パーフェクトという素晴らしい投球を披露したものの交代。この日も完全投球のイニングを重ね、ファンの間でも大きな話題となっていた。
(Full-Count編集部)