大谷翔平のカーブは「3階から落ちてくる」 元MLB右腕が“解説”も「僕でいいのかな?」
元巨人の山口俊氏が現役引退後初のメディア出演
■ロイヤルズ 11ー8 エンゼルス(日本時間23日・アナハイム)
現役引退を発表した元巨人の山口俊氏が23日、「ABEMA(アベマ)」で生中継されたエンゼルス対ロイヤルズ戦の解説としてスタジオに初登場した。引退後、初のメディア出演で、大谷翔平投手について「凄いしかないです」などと述べた。
山口氏は「僕でいいのかな? 一応2年前までメジャーにいたんですけど」とやや緊張した面持ち。まずは先発して7回2安打無失点、今季最多11奪三振をマークした21日(日本時間22日)の投球を振り返った。カーブについて「3階から落ちてきているような感じでしょうね。出どころが2階、3階っていう感じ」と説明。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から開幕投手を務めてフル回転していることに「WBCからずっと調子を維持しているのは、凄いと思いますね。意外と早めに作ると、一旦落ちる時期が来るんですよ。その中でも大谷選手は調子を維持できているのが凄い」と絶賛した。
また、この日は7回に“人類最速左腕”アロルディス・チャップマン投手との対戦が実現した。初球の164キロをファウルし、2球目のスライダーで遊飛に打ち取られたが「初球からこれにコンタクトしている大谷選手も凄いですし、本来ピッチャーだったらもう1球おしていきたいところでも、チャップマン投手はしっかりアウトコースに制球があるスライダーを投げていて、勝負が面白かった」と解説していた。
(Full-Count編集部)