大谷翔平“二刀流リハビリ”の過程に他球団注目 「どうやって対処していく」
右肘に多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた大谷
エンゼルスの大谷翔平投手は右肘内側側副靱帯にグレード2の損傷を負い、7日(同8日)にロサンゼルスで多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、3週間後に再検査を受けるまでノースロー調整を行っている。
米メディアは右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術・TJ手術)の可能性を報じるなど様々な意見が飛び交う状況となっているが、そんな中、二刀流ルーキーを追いかけている地元記者は「エンゼルスの動向に注目している」と他球団も二刀流のリハビリに注目していることを明かしている。米テレビ局「FOXスポーツ」が伝えている。
MLB公式のエンゼルス番記者マリア・グアルダート氏はチームにとって衝撃的なニュースで、球界全体でも今回の大谷のケガは大きな話題となっていることを言及。そして「とても辛いニュースとなっています。2、3週間以内に状態を再確認するとエンゼルスは言及しましたが、エンゼルスは状況がどう転ぶか見守っていくしかないと感じています」と、再検査を受けるまでは静観するしかないと口にしている。
また、地元紙LAタイムスのジェフ・ミラー記者は近年のメジャーリーグで二刀流を行うこと自体が稀有なことだと前置きし「今回の怪我に関してもまさにユニークな事なのです。タイムテーブルが不透明で、そのタイムテーブルも『投手』として見ているのか『打者』として見ているのかも分からない状況となっています」と、「投手」「打者」のどちらでも復帰の見通しを立てるのが難しい現状を口にしている。
メジャーリーグの常識を打ち破る投打での二刀流で開幕から活躍を見せた大谷。一人二役をこなしてきたルーキーの離脱にミラー記者は「他チームはエンゼルスの動向に注目しています。彼らはどうしていくのか? どうやって対処していくのか?我々も同様に、多くの関心と共に注目していくことになります」と語っている。
(Full-Count編集部)