大谷翔平のトレードは「言いにくいけど…」 エ軍前監督が見る去就、FAは「理解できない」
エンゼルス前監督のマドン氏「全てのチームが獲得を検討するだろう」
エンゼルス前監督のジョー・マドン氏が、大谷翔平投手のトレードの可能性について持論を述べた。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演。「言いにくいことだけど、今年、来年、再来年も戦える状況でなければ、彼をトレードしなければいけない」と語った。
司会のブライアン・ケニー氏は、エンゼルス関係者が「(大谷が)トレードされる可能性は0%だ」と語っているという報道を挙げつつ、マドン監督と議論を交わした。マドン氏は「(私が在籍していたとき)この件に関して、特に強い思いはなかった。でも、風向きは変わったように思う。全てのチームが獲得を検討するだろう。メジャーに渡った際に、西海岸でプレーすることを第一に希望していた。でも今となっては、彼はアメリカナイズされ、環境にも慣れたので、金持ち球団も獲得を検討するだろう」と述べた。
続けて「エンゼルスが再契約するには、驚異的な1年を送らなければいけない。何か強いものを、トレード期限まで(彼に)示さなければいけない」と、残留への“条件”も語る。チームは近年プレーオフから遠ざかっており、大谷はもたびたび、勝てるチームへの思いを口にしている。
マドン氏は「反対する人もいるかもしれないが、トレードせずに、(FAで)他所と契約することは、理解できない」と首をひねった。大谷がトレードとなれば、エンゼルスは複数の有力選手を獲得することができるだろう。まずはトレード期限の8月1日(日本時間2日)に向け、チームが今後どのような戦いを見せるのか注目だ。
(Full-Count編集部)