明暗分かれるパの新助っ人 大砲の穴埋める大谷の元同僚、9の0で2軍降格の内野手
鷹アストゥディーヨは23日に抹消、西武マキノンは山川の穴を埋める活躍
2023年のプロ野球は開幕から1か月が過ぎようとしている。各球団とも20試合前後を消化したが、今季加入した新外国人選手は戦力として機能しているだろうか。ここではパ・リーグ新助っ人の“現在地”を検証する。(成績は25日時点。NPB球団からの移籍は除く)
奮闘しているのがロッテのルイス・ペルドモ投手。9試合に登板して7ホールド、防御率3.12をマークしている。一方、同僚のルイス・カスティーヨ投手は2試合に登板した後、登録抹消となった。
西武ではデビッド・マキノン内野手が打率.260、2本塁打、10打点。大谷翔平投手の元同僚は、主砲の山川穂高内野手が故障離脱した後、一塁の穴を埋めている。マーク・ペイトン外野手は打率1割台ながら、11打点と勝負強さを発揮、ヘスス・ティノコ投手は防御率5点台と苦しんでいる。
オリックスではメジャー通算107本塁打を誇るマーウィン・ゴンザレス内野手は打率1割台ながら、4本塁打。ジャレル・コットン投手は日本デビュー戦となった25日の日本ハム戦で、珍しい軌道のチェンジアップを武器に4回を9K1失点で白星を挙げた。フランク・シュウィンデル内野手は今月19日に1軍昇格したばかりだ。
ソフトバンクではウイリアンス・アストゥディーヨ内野手が9打数無安打と結果を残せず、23日に登録抹消された。開幕スタメンも、その後は代打での登場が多かった。昨季米独立リーグで48本塁打のコートニー・ホーキンス外野手はまだ1軍機会がない。
楽天に加入したマイケル・フランコ内野手は打率.210、2本塁打6打点。メジャー通算130発の長距離砲が本領発揮するはこれからか。昨季メジャーで35登板の左腕マニー・バニュエロス投手は1軍登板機会がない。長いペナントレースはまだ120試合以上残っている。ここから台頭、真価を発揮する選手は現れるのか、今後の展開が注目される。
(Full-Count編集部)