大谷翔平“対策”は「話せない。秘密」 技あり被弾…元相棒は警戒「一平が見るかも」

アストロズのマーティン・マルドナード(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アストロズのマーティン・マルドナード(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アストロズのマルドナード、大谷と交流を明かす「毎回『元気ですか』と聞く」

■アストロズ 5ー4 エンゼルス(日本時間11日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地で行われたアストロズ戦で今季8号となる2ランを右中間席に放った。8試合ぶりとなる一発はアストロズの守護神ライアン・プレスリー投手の低めカーブをうまく拾いあげた技あり弾。2018年にエンゼルスで大谷とバッテリーを組んだマーティン・マルドナード捕手も「オオタニはいいスイングをした」と褒めたたえた。

「3番・指名打者」で先発出場した大谷はこの日、第3打席まで無安打に抑えられていたが、3点を追う9回無死一塁。1ボール2ストライクから低めのカーブをすくい上げた。5月初アーチは守護神プレスリーから打球速度102.6マイル(約165.1キロ)、飛距離408フィート(約124.4メートル)の一発。MLB公式サイトのストライク、ボールを示す9分割表では低めに外れているようにも見える。自らサインを出したマルドナードは「(プレスリーの1球も)いいピッチングだった」と失投ではないと振り返り、「彼は、芯をとらえた。オオタニはいいスイングをした」と絶賛した。

 マルドナードは前日9日(同10日)の同カードで、投手大谷から決勝2ランを放ち、今季初めて黒星をつけた。この日は、反対に大谷から打ち返されたが「タイではない。1-0だ」とリードしていると強調。理由は「彼は、私からホームランを打つことはない。私はピッチャーではないからね」と笑わせた。

 今でも大谷とは連絡を取る仲だという。「私が『元気ですか?』と聞いたら、彼は『元気です』と答えた。毎回この会話をしている。(エピソードを)たくさん教えられないけど」と明かした。大谷対策については「それは話せない。教えたら君は書いて、彼がそれを見るだろう」と秘密だった。さらに「(通訳の水原)一平が見るかもしれない」と警戒心を怠らなかった。今季、アストロズ戦は残り10試合。元相棒との駆け引きにも注目が集まる。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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