千賀滉大と3度のCY賞投手は「大きな違い」 制球改善も…初回4失点に監督「問題」

レッズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
レッズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

千賀の初回4失点に指揮官「それが、バーランダーとの大きな違い」

■レッズ 5ー0 メッツ(日本時間12日・シンシナティ)

 メッツの千賀滉大投手が11日(日本時間12日)、敵地で行われたレッズ戦に先発登板し、5回8安打5失点で今季2敗目を喫した。初回に5本の安打を浴びるなど4失点し、ゲームを作ることができなかった。それでも、米メディアは2イニング目以降の修正力を評価した。

 メッツ地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者は「コウダイ・センガは一歩前進して、一歩後退した。5失点は今季自己ワースト、5回を投げて与四球はわずか1だった」と評価した。千賀は、直近の4先発登板全試合で4四球を与えており、制球面の課題は改善傾向にあるとした。

 ニューヨークの放送局「SNY」のアレックス・スミス記者は「センガにとっては間違いなく残念な登板だった」と表現した。理由は、前回登板した5日(同6日)のロッキーズ戦で「6回無失点に抑えた後だったからだ。今回は95球を投げて、5回、被安打8、自責点5だった」と説明した。

 この日はフランシスコ・アルバレス捕手と初めてバッテリーを組んだ。同放送局はバック・ショーウォルター監督が「彼がセンガの球を受ける必要があるというのも(組ませた)理由の一つだ。まだ彼の球を受けたことがない。(彼の球を受けることは)重要だ。スプリットをブロックできるようにならなければいけない」と“お化けフォーク”を体感させたかったと強調した。

 また、MLB公式サイトのベン・ウェインリブ記者は指揮官が「(初回の)問題は失点が1ではなく、結果的に4点になったこと。それが、ジャスティン(バーランダー)と彼の先発試合の大きな違いだ」と経験豊富な40歳レジェンド右腕との違いを語った。

(Full-Count編集部)

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