一体なにが? 左飛のはずが本塁打に… パイレーツ野手が痛恨の“トス”
飛球がパイレーツ・メドウズのグラブでバウンドしてスタンドイン
稀にグラウンド上で起きる目を疑いたくなるようなプレー。米メジャーリーグではレフトフライがホームランになってしまう、信じられないような“珍事”が起きた。
13日(日本時間14日)に行われたダイヤモンドバックス対パイレーツ戦。初回のダイヤモンドバックスの攻撃での出来事だった。先頭のジェイが内野安打で出塁。2死となってから、打席には4番のペラルタが入った。パイレーツ先発のタイロンのボールを弾き返した打球は左中間深いところへのフライとなった。
パイレーツ左翼手のオースティン・メドウズは背走し、打球を追った。フェンス手前で落下点に入ると、グラブを伸ばした。次の瞬間、信じられないことが起きた。グラブに一度入りかけた打球はグラブから飛び出した。それだけなら、まだ良かった。あろうことか、すぐ後方に迫っていたフェンスを越え、スタンドに飛び込んでしまったのだ。
痛恨のホームラン”トス”。先制の2ランホームランとなってしまった。パイレーツは逆転勝利を収めたため、最終的に事無きを得たものの、メドウズにとっては頭を抱えたくなるようなプレー。MLB公式ツイッターも「ポーン。」というボールが弾む音を表現した何とも空しき一言を添えて、この瞬間を動画で紹介した。
つい数日前には、米国の大学野球で「カレッジ・ワールドシリーズ」進出を決める一戦で、オーバーン大の右翼手がライナーを弾いて、それがサヨナラ本塁打となって話題となったばかり。再びの珍事に、ファンからもそれに引っ掛けたコメントなどが寄せられた。
「彼はオーバーン大でプレーしていたに違いない」
「カレッジ・ワールドシリーズのプレーオフで同じようなことがあったね」
「オーバーン大の右翼手ほど悪くはない」
「面白いと思ったけど、数秒後にこの外野手が可哀そうに感じた」
「(カレッジワールドシリーズで同じようなプレーをした)スティーブン・ウィリアムスは既にMLBでプレーしているのか?」
「それでもジェイ・ブルースより良いよ」
「アウトがホームランになった!」
「それでもスタントンより良い野手だ」
コメントにもあるように、選手を思えば、笑うに笑えない珍プレー。メドウズにとっては、チームが勝利したことが救いとなったことだろう。