真横に滑る166キロが「魔法」 打者クルクル…“人類最速左腕”の剛球は「信じがたい」
昨季はヤンキースで絶不調…FAで加入したロイヤルズで剛球再び
■ブルワーズ 4ー3 ロイヤルズ(日本時間14日・ミルウォーキー)
2010年のレッズ時代に、時速169キロの剛速球を投げ“人類最速左腕”と呼ばれたアロルディス・チャップマン投手が大復活を遂げている。実に103.4マイル(約166.4キロ)で大きく変化するシンカーに「これは魔法だ」「ばかげている」「信じがたい」「一体これなに」「今でも史上最高の投球メカニクス」とコメントが集まった。
13日(日本時間14日)に行われたブルワーズ戦、チャップマンは同点の8回に登板すると、1死無走者でウィリー・アダメスと対した。2ストライクからの3球目が問題のシンカー。投球はバットを避けるかのように浮き上がる軌道でミットに納まり、打者はなすすべなく空振り三振に倒れている。
ピッチング・ニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏がこの投球動画を自身のツイッターに「10インチ(約25.4センチ)動く103.4マイル」として紹介。チャップマンは昨季、ヤンキースで防御率4.46に終わり、プレーオフのメンバーを外れてFAとなりロイヤルズ入り。経緯を知るファンからは「この男はニューヨークが大嫌いだったんだろう」「ヤンキース時代この能力はどこに行ってたの」とのコメントもあった。