元侍J左腕、元ドラ1らが“復帰”…巨人に残る支配下枠は? 育成39選手の壮絶サバイバル
平内は14日、中川と育成ドラ1・松井は15日に支配下登録された
巨人は14日から15日にかけて3人の育成選手と支配下契約を結んだ。これで今季の“支配下昇格”は9人になったが、それでも枠はまだ4つ余っている。今後も新たに2桁背番号を着ける選手は出てくるだろうか。(成績は15日現在)
支配下57人で春季キャンプに入った巨人。3月に横川凱投手、堀岡隼人投手、梶谷隆幸外野手、田中豊樹投手が支配下登録され、61人で2023年シーズンに臨んだ。5年目左腕の横川は6登板(5先発)で2勝2敗、防御率3.07。ローテの一角を任されている。ベテランの梶谷は17試合で打率.234。今後、状態を上げていけるか。
田中豊は中継ぎとして奮闘。堀岡も3日のヤクルト戦で今季初登板を果たしている。4月10日には高橋優貴投手が復帰したが、2先発で防御率9.64。4日に登録抹消となった。今月4日に復帰の三上朋也投手は4登板で2ホールドをマークしている。
2020年ドラフト1位右腕・平内龍太投手は、復帰した14日の広島戦で即登板。1回を無失点に抑えた。そして、15日には中川皓太投手が復帰し、育成ドラ1右腕・松井颯投手(明星大)が支配下契約をつかんだ。
中川は2019年に16セーブ、17ホールドをマークし、同年の「プレミア12」の日本代表メンバーにも選出された。松井は2軍で7登板(6先発)し2勝1敗、防御率2.01をマーク。1年目にして支配下を勝ち取った。
これで支配下は66選手に。まだ枠は4つ残っている。とはいえ育成選手は39人。確率的には約1割の狭き門だ。シーズンの約1/4を終えて5位の巨人だが、まだまだ挽回は可能。今後新戦力が台頭するか。支配下争いも注目だ。
(Full-Count編集部)