粘着物質使用疑いでも…続投OKの審判に敵将激怒 ファンは呆れ「罰金を科されるべき」
ヤ軍右腕シュミットは手洗いの後に続投し、勝利投手になった
■ヤンキース 6ー2 レッズ(日本時間20日・シンシナティ)
レッズのデビッド・ベル監督が19日(日本時間20日)、本拠地でのヤンキース戦で退場処分を受けた。ヤンキースの先発クラーク・シュミット投手の手に粘着物質が付着していた疑いがあるため審判団は手を洗うように指示。ベル監督はシュミットを退場にすべきと審判団に主張したが、受け入れられなかった。ファンはこの措置を非難し「なぜ続投が許されるのか?」「馬鹿げている」「退場になるべきだ」と声をあげている。
米メディア「CBSスポーツ」によると、シュミットが5回のマウンドに上がる際に審判がチェック。グラブをはめている左手首部分に“異物”が認められ、手を洗うように命じられた。シュミットによると、グラブの手首の起毛している部分に汗とロジンが混じり、それが手首に付着していたという。ベル監督はこうした場合は退場になるべきとしたが、審判団は認めず。シュミットは6回途中まで投げて勝利投手になった。
米メディア「トーキン・ベースボール」が公式ツイッターにベル監督が退場となるシーンの動画を投稿すると、ファンは続々反応。「退場させて、出場停止を命じるべき」「審判は罰金を科されるべき」「選手が手を洗わないといけないのであれば、ルール違反したことになる」「意味がわからない」「ヤンキースだけ別のルールが適用されるようだ」とコメントが並んだ。
今季はメッツのマックス・シャーザー投手が不正物質に関する使用禁止のルールを破ったとして、10試合の出場停止と罰金を科された。今月16日(同17日)にはヤンキースのドミンゴ・ヘルマン投手も同様の処分を受けた。それだけに「ペナルティーなしはおかしい」などとファンの不満も高まっている。