ノムさん孫がエンゼルス戦で始球式 胸元にはヤクルトピン「おじいちゃんも喜ぶ」
元エンゼルス球団職員の沙亜也さん「懐かしいです」
■エンゼルス ー マーリンズ(日本時間27日・アナハイム)
2020年2月に亡くなった故野村克也氏の“孫”にあたる野村沙亜也さんが26日(日本時間27日)、エンゼル・スタジアムで行われるエンゼルス対マーリンズ戦で始球式を行った。沙亜也さんは2021年までエンゼルスの球団職員を務めた。始球式を任され「おじいちゃんも喜ぶと思う」と期待を膨らませた。
沙亜也さんの父は広島、日本ハムでプレーしたケニー野村さん。野村克也さんとは“継子”にあたる。米ロサンゼルスで育ち、この日も日本語と英語を交えて質問に答えた。「知らないところではないから、そんなに緊張はしていないけどマウンド立ったらどうかな。楽しみにしたいです。懐かしいです」と感慨深そうに球場を見渡していた。
始球式が知らされたのは約半年前。12月に克也氏が監督を務めたヤクルトの選手らからアドバイスをもらったという。なかでも「My favorite player」と話すお気に入りは田口麗斗投手。手をしっかり振ることや投げ初めに軸足を曲げないことなどを教わったという。
エンゼルスのユニホームを着用し、取材に応じた沙亜也さんだが、胸元にはヤクルトのピンバッチを付けていた。「野村家はみんな今まで凄いことを野球の中で、世界でしてきているので。私はそのレベルまではいけないので、初めて野村で始球式をできるのはすごく嬉しい」。克也氏からは生前、野球について教わることも多かったという。天国の“おじいちゃん”へ、全力投球を見せた。
(Full-Count編集部)