大谷翔平、2戦3発に指揮官絶賛「雰囲気が変わる」　休養は否定「問題ない」

技あり14号＆140ｍ特大15号…トラウタニ弾は今季5戦5勝

■エンゼルス 12ー5 Wソックス（日本時間1日・シカゴ）

　2発4打点の大暴れに指揮官も笑顔だった。エンゼルスの大谷翔平投手は31日（日本時間6月1日）、敵地・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季初の2打席連発となる2本塁打4打点の大暴れを見せた。フィル・ネビン監督は「選手たちのマインドセットに影響する。2人があのような活躍をしていると、雰囲気が変わる」と先制2ランを放ったマイク・トラウト外野手とともに活躍を称えた。

　この日、大谷は3回1死一塁で迎えた第2打席で中堅に飛び込む打球速度107マイル（約172.2キロ）、飛距離425フィート（約129.5メートル）の14号2ランを放った。さらに、4回1死二塁で迎えた第3打席では、今度は右翼席に飛距離459フィート（約139.9メートル）の超特大2ラン。1試合2発は2022年9月5日（同6日）のタイガース戦以来、2打席連発は同5月29日（30日）のブルージェイズ戦以来だった。

　初回無死二塁では、マイク・トラウト外野手が左翼へ先制2ラン。461フィート（約140.5メートル）の飛距離で、特大アーチの競演となった。大谷とのアベック弾は通算27度目。今季は5戦5勝だ。「彼らは頼りになる存在だ。（彼らからには）たくさんの力が必要だし、チームを牽引してくれる」とネビン監督も信頼を置く。

　5月中盤から徐々に打率が下がり、半ばには3割あった打率がこの日の試合前の時点で.263まで下がっていた。その不安を一掃するかのように5月最終日は2戦3発でフィニッシュ。報道陣から休養日についての質問が飛ぶと「まだ彼に休養日を与えてほしいのか？」と笑いながら一蹴。「彼は休むとは言わないだろう。彼は問題なくスイングをしている」と否定した。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）