世界一アストロズがルーノーGM昇進&契約延長 2023年まで球団本部長兼任
2011年12月に就任以来、100敗チームを立て直す
昨季ワールドシリーズ王者のアストロズは18日(日本時間19日)、ジェフ・ルーノーGMを球団本部長兼GMに昇進させ、2023年まで5年間の契約延長を行ったと発表した。
カージナルスの育成担当トップだったルーノー氏は、2011年12月にアストロズGMに就任。球団史上初の100敗を喫したアストロズを、育成システムやドラフト戦略から立て直した。データを重視した戦略を打ち立て、チームの成績は徐々に上向きに。ジョージ・スプリンガーやカルロス・コレアらドラフト1巡目指名選手が順調に育つと同時にチームは強豪の仲間入りを果たし、昨年ついにワールドシリーズ優勝を果たした。
アストロズのオーナーでもあるジム・クレイン氏は「これは至極当然な選択だ。ジェフは数年前、我々が採用した時に描いたビジョンを実現するという目を見張る仕事を成し遂げた。我が球団だけではなくヒューストンの街にとって歴史的な快挙となった、初ワールドシリーズ制覇の立て役者こそ彼だ」と、ルーノーGMの功績を絶賛した。
今季のアストロズは、73試合を終えて48勝25敗でア・リーグ西地区トップに立っている。現在11連勝中と勢いに乗っているディフェンディングチャンピオンが、常勝軍団形成に向けて、まずはフロントオフィスの体制を固めた。
(Full-Count編集部)