元MVP大砲の“低迷”が「残酷だ」 253億円契約も…わずか10発「下降する姿は悲しい」
ロッキーズの主砲ブライアント、大型契約後4度目の負傷者リスト入り
ロッキーズは1日(日本時間2日)に、クリス・ブライアント内野手を左かかとの負傷で10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。現地時間5月31日まで遡って適用される。2022年にロッキーズと7年1億8200万ドル(約253億円)の大型契約を結んでから、IL入りはこれで4度目。ファンからは「彼のことが気の毒に思えるよ」「これは理想的ではない」と嘆く声が多い。
カブス時代の2015年には新人王を獲得し、2016年には39本塁打を放つなど、ハンク・アーロン賞やナ・リーグMVPを獲得。2021年途中にジャイアンツへトレード移籍し、同年オフにFAとなってロッキーズに入団した。
今季は5月中旬まで打率.300前後をキープも、7日(同8日)以降は本塁打がなく、ここまで打率は.263、5本塁打17打点となっている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、四球の割合は平均以上ながらも、長打力の物足りなさを指摘している。2021年は25本塁打も、昨年は5本塁打に終わっていた。標高が高く“打者天国”とされるクアーズ・フィールドを本拠地としながら、昨季は本拠地で本塁打ゼロだった。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、ブライアントのIL入りに触れ、ロッキーズ入団後は「わずか10本塁打31打点」と言及。ネット上のファンも「尋常じゃない」「下降していくブライアントの姿を見るのは悲しい」「悲しいよ」「残酷だ。うまくいってほしい」と嘆いた。しかし、まだ31歳。「彼の早い回復を祈る」「彼にはいいことが起きてほしい」と復活を願う声もあった。
(Full-Count編集部)