明大と青学大が決勝進出 全日本大学選手権…「東京六大学」vs「東都」の王者決戦へ
堅守の明大は今大会3試合連続完封勝利
第72回全日本大学野球選手権は10日、神宮球場で準決勝2試合が行われ、第1試合では明大(東京六大学)が白鴎大(関甲新学生)を6-0で破り、優勝した2019年第68回大会以来の決勝進出を決めた。
明大は4回1死二塁から、6番・木本圭一内野手(2年)が左中間を破る二塁打を放ち先制。7回には相手の送球エラーの間に1点を追加すると、9回にも4本の長短打を浴びせて4点を奪いダメを押した。投げては先発左腕・久野悠斗投手(2年)から計4人の継投で相手打線をゼロに抑え込んだ。明大はこれで、今大会3試合連続完封勝利となった。
創部初の4強と勢いに乗り東京六大学王者に挑んだ白鴎大だったが、初回に1、2番の連打で作った先制機をものにできず。4回、5回にも先頭打者を出しながら犠打失敗など細かいミスに泣き、初の決勝進出はならなかった。
第2試合は青山学院大(東都大学)が、富士大(北東北大学)を5-2で破った。青学大は初回1死から2番・佐々木泰内野手(3年)のソロで先制。富士大にすぐさま追いつかれたものの、2回以降も着々と加点し相手を突き放した。
14年ぶりの決勝進出を狙った富士大は、3回に1番・麦谷祐介外野手(3年)がソロ本塁打を放つなど粘りを見せたものの、終盤の得点機を生かせず。青学大は、優勝した2005年第54回大会以来となる頂点を目指す。
(Full-Count編集部)