“野戦病院”のエ軍…故障者の現状は? 170キロ右腕は「長くかからない」、ウルシェラは軽症
ジョイスは右腕の尺骨神経炎で15日間の負傷者リスト入り
■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間13日・アーリントン)
エンゼルスのフィル・ネビン監督は、12日(日本時間13日)の敵地レンジャーズ戦前に取材に応じ、負傷している選手の現状を明らかにした。右腕の尺骨神経炎で15日間の負傷者リスト(IL)に入っているベン・ジョイス投手については「体調が良さそうだ。今これから治療を受ける」と軽傷を強調した。
ジョイスは9日(同10日)の本拠地マリナーズ戦に2番手で登板したが、わずか8球で右手のしびれを感じ、緊急降板していた。翌10日(同11日)に受けたMRIの検査結果では靭帯の損傷は見られず。「まだボールを持つ準備はできていないが、検査の結果に我々は勇気づけられた。(復帰まで)そう長くかからないとみている」と指揮官は早期復帰を示唆した。
ネビン監督は他の選手についても言及。スタメンを外れたジオ・ウルシェラ内野手については、数日前から腰に痛みが出たと明らかにした。「私は、悪化する前に彼を1日2日休ませるのがいいと感じた」。この日、ベンチには入り、守備固め等の途中出場は可能だという。
また、右脇腹痛で15日間の負傷者リスト入りしていた元ソフトバンクのマット・ムーア投手は11日(同12日)からキャッチボールを再開している。指揮官は今後の復帰目途について「週末にはマウンドからの投球練習を始められる可能性がある」と、18日(同19日)の敵地ロイヤルズ戦頃からブルペン投球を再開する予定も明らかにした。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)