交流戦で毎年安打…強打の左腕を「野手は見習うべき」 名球会打者がうなる“打撃の基本”

オリックス・山崎福也【写真:小林靖】
オリックス・山崎福也【写真:小林靖】

オリックスの先発・山崎福は先制適時打を含むマルチ安打をマーク

■オリックス 4ー1 ヤクルト(16日・神宮)

 オリックスは16日、神宮で行われたヤクルト戦に4-1で勝利した。先発の山崎福也投手は、7回1失点の好投で5勝目を挙げ、打っても先制打を含むマルチ安打を記録。オリックスが誇る“二刀流”を見た野球評論家の新井宏昌氏は「打者としての能力も素晴らしく、野手は見習うべき」と驚きの声を上げた。

 まさにひとり舞台だ。両軍無得点で迎えた2回、2死一、二塁から8番の廣岡が申告敬遠された。ここで9番の山崎福は鮮やかな中前適時打を放つと、7回の第3打席も外角球に食らいつく左前打。自慢の打撃を存分に見せつけた。

 投げても、3回2死満塁のピンチで4番・村上を152キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、要所を締めて7回4安打1失点。90キロ台のカーブ、スライダーを織り交ぜ、緩急を使った投球内容で初戦を制した。

 日大三高(東京)時代は選抜甲子園での安打記録を持つなど、元々高い打撃センスの持ち主。昨秋の日本シリーズでも適時打を放ち、交流戦では3年連続安打をマークする左腕に新井氏は「力みのない、きれいなレベルスイング。打席のなかで積極性もあり、素直にボールにコンタクトできている」と、賛辞を送った。

揺さぶられても体が開かない「打撃の基本を体現している」

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