西武・山川について球団社長が陳謝「誠に遺憾」 株主から厳しい声「解雇考えてもいい」
奥村剛球団社長が言及「信頼回復に向けて全選手に教育、指導を行います」
埼玉西武ライオンズの親会社である株式会社西武ホールディングスは21日、埼玉県所沢市内で定時株主総会を開催。現在、知人女性への強制性交容疑で書類送検されている西武・山川穂高内野手についても話題に上った。
株主総会の質疑応答の中で、奥村剛球団社長は「当球団の選手が書類送検されたことは、誠に遺憾。株主の皆様をはじめ、ファンの皆様、関係者の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ありません」と陳謝。株主からは「山川選手は、私から見ると超有名になったおごりが出たと思う。西武球団は12球団の中でも規律に厳しくクリーンなイメージがある。解雇を考えてもいい」と、厳しい措置を求める声も上がった。
奥村球団社長は「現在、検察庁の判断を待っている状況。今後の対応につきましては、検察庁の判断、関係各所のご意見をおうかがいして、適切に対処いたしてまいります。当球団といたしましては、今回の事態を重く受け止め、信頼回復に向けて改めて全選手を対象に教育、指導を行ってまいります」と回答した。
山川は、3月のワールドベースボールクラシック(WBC)で侍ジャパンの優勝に貢献。しかし、公式戦開幕後の5月に強制性交の疑いが報じられ、同12日に出場選手登録を抹消され戦線離脱した。同23日に警視庁麻布署から書類送検され、現在は起訴か、不起訴となるかが注目されている。主砲を失った西武は、山川離脱時点で首位に5ゲーム差の4位だったが、21日現在12ゲーム差の最下位に転落。セ・パ交流戦でも最下位が決まっている。
(Full-Count編集部)