“判定変更”に指揮官激怒「史上最低だ」 捕手は納得いかず「腹が立ってる」
一度はアウト判定も…コリジョンルールが適用されセーフに覆る
■Wソックス 7ー6 レンジャーズ(日本時間21日・シカゴ)
レンジャーズは20日(日本時間21日)、敵地でのホワイトソックス戦に6-7で敗れた。8回の守備では本塁に突入する走者をタッチアウトとしたが、コリジョンと見なされて判定が覆り、得点が認められた。これに指揮官が激怒し退場に。「あり得ない」「史上最低のコールの一つだ」と試合後も怒りが収まらなかった。
8回に2点を失って同点とされ、なおも2死二塁からルミヤールが左前打を放った。二走のアンドラスがホームにヘッドスライディングしアウトの判定も、コリジョンルールが適用されてセーフに覆った。勝ち越しを許したレンジャーズのブルース・ボウチー監督は、ベンチから飛び出して猛抗議し、退場処分を受けた。
地元放送局「バリー・スポーツウエスト」のインタビューに応じたボウチー監督は怒りを露わにした。「あの判定には唖然としたよ。今まで私が見た中で最悪の判定の1つだ。しかも、リプレー検証された上だったしね。私には到底理解できないよ。審判団があの安定について何度説明されても構わない。あの状況(6-6の同点の場面)であんな判定ができるか。本当に恥ずかしいことだよ」と、捕手出身の指揮官は呆れた様子だった。
審判サイドは、走者に走路を与えていなかったと主張。捕手のハイムは「僕は審判にどうすればよかったか尋ねたよ。自分はコーナーに構えて、さらに後方に位置取りをした。僕は他にどうすればよかったのか分からないよ。腹が立ってる。僕が捕球したり、タグプレーをすることも、審判たちはしてほしくないみたいだ。ホームプレートの後ろから、どうやってブロックするのか僕には分からないね」と納得いっていなかった。