序章にすぎなかったルース超え 敵軍メディアも酔いしれた大谷翔平の“スター性”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平の活躍に敵地メディアも称賛

 エンゼルス・大谷翔平投手の活躍に敵地のメディアも酔いしれている。29日(日本時間30日)に本拠地で行われたホワイトソックス戦を終え、4連戦の今カードが幕を閉じた。大谷の衝撃的な躍動にホワイトソックスの地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」は「歴史的な活躍をした」と絶賛した。

 同メディアは「月曜日に彼は448フィート(約136.5メートル)の本塁打を放った。火曜日には10奪三振と2本塁打を記録。それはア・リーグは1963年のペドロ・ラモス以来初のことだった」と4連戦の初戦、2戦目に大谷が披露した活躍を紹介した。

 その後も「水曜日は、ホワイトソックスはオオタニに本塁打を打たせることはなかったが、3安打を許した」と言及を続けた。さらに29日(同30日)に行われた4連戦最終戦では、8回まで2打数無安打2四球だったものも、9回に本塁打を浴びたことも紹介した。

 地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」のホワイトソックス専門ツイッター「ホワイトソックス・トーク」は「ショウヘイ・オオタニの本塁打を投稿する。なぜなら視聴数が稼げることを我々は知っているから」と“自虐気味”に投稿するほどだった。

 大谷は6月1試合を残して14本塁打をマークしている。これはベーブ・ルースが持っていた同月の先発登板した投手の中で最多の本塁打記録を破ったものだった。さらに、この日は球宴の先発野手が発表。すでに大谷は1次投票でア・リーグ全体トップだったのでスタメン起用が“確定”していたが「歴史的であり、記録を塗り替えることになったホワイトソックスとのシリーズにおける相応しいエンディングだった」と同メディアは表現していた。

(Full-Count編集部)

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