トレード期限まで1か月…大谷翔平“放出”は「0%」 米記者がエ軍残留を熱弁するワケ
エンゼルスは2014年以来、プレーオフ進出を逃している
今オフFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手の“移籍情報”に米メディアが白熱の議論を交わしている。来季はどのユニホームを着るのか、それとも今季中のトレード放出はあるのか……。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク記者のポットキャスト番組「Starkville」に、エンゼルス地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者がリモート出演し、「大谷の今後」について言及した。
スターク記者は番組内で「エンゼルスがトレード期限に大谷を放出する確率、またはトレード話に真剣に耳を傾ける可能性は?」とフレッチャー記者に問いかけた。戻ってきた“答え”は「0%」で、思わず「0(%)ですか」と聞き返してしまった。
続けてフレッチャー記者は「今からトレード期限までに20連敗でもしたら、可能性が0とはならないでしょう。トレード話に耳を傾けるぐらいはするかもしれない」と言及。さらに「でも、もしそうなっても、エンゼルスはオオタニと再契約したいと思うでしょう。トレードしてしまったら、エンゼルスは彼と再契約できない。再契約の可能性に害を及ぼすことになる。今、彼らはプレーオフ争いに思い切り絡んでいる。プレーオフ争いに絡んでいるなら、彼のトレードを正当化する合理的な方法がない」と言い切った。
エンゼルスのプレーオフ進出は、地区優勝を果たした2014年が最後。8年連続で逃している。フレッチャー記者は「プレーオフに返り咲くんだと言ってきたわけですからね。チャンスがようやく巡ってきたのに『もしかすると再契約できないかもしれないし、ドラフト指名権を1つしかもらえないのは嫌だから、オオタニをトレードしよう』なんて言うのは馬鹿げている」と力説した。
投打二刀流で躍動する大谷の活躍がなければ、プレーオフ進出の可能性はグンと下がる。大谷の存在感は計り知れない。
(Full-Count編集部)