米記者も“うんざり”した大谷翔平の「1週間」 6HR、2桁K…異次元パフォで偉業だらけ
大谷翔平が週間MVP、イチローを抜いて日本選手最多6度目の受賞
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、6月の月間最優秀選手と週間最優秀選手(MVP)をダブル受賞した。週間MVPは今季2度目、日本選手ではイチローを抜いて日本選手最多6度目の受賞。イチロー超えの快挙に米メディアも驚きを隠せない様子だ。
MLB公式サイトのコール・ジェイコブソン記者は、6月27日(同28日)のホワイトソックス戦での“二刀流”を取り上げ、いかに大谷が週間MVPに相応しい活躍だったかを力説した。「2番・投手」で投打同時出場したこの試合、投げては7回途中10奪三振4安打1失点の好投。打っては初回に27号ソロ、7回に28号ソロの2本塁打を放ち勝利に大きく貢献した。
1試合で複数本塁打と2桁奪三振を同時に記録したのは、1900年以降では6人目、ア・リーグの選手としては、1963年以降初の歴史的出来事だった。この記録にジェイコブソン記者は「(完全試合を達成した)ヤンキースのドミンゴ・ヘルマン同様、先週のオオタニは僅か1先発だったが、それは歴史的な登板だった」と賛辞の言葉を惜しまなかった。
大谷は6月26日(同27日)からの7試合で6本塁打、OPS1.783を記録。ジェイコブソン記者は「オオタニのうんざりするほどの統計上の偉業はここで終わらなかった」と皮肉を交えながら続けると、6月30日(同1日)のダイヤモンドバックス戦で放った30号本塁打も絶賛。今季MLB最長となる493フィート(約150.3メートル)を記録した異次元の打球は、メジャーリーグで取材を続ける記者も虜にし、週間MVPを引き寄せた。
(Full-Count編集部)