大谷翔平の去就に影響「運命を決定づける」 トラウト痛恨の離脱は「多大な損害」
トラウトが骨折で離脱…打線に大きな穴
プレーオフを目指すエンゼルスに激震が走った。4日(日本時間5日)、マイク・トラウト外野手が左有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折で10日間の負傷者リスト(IL)入り。大谷翔平投手と並んで打線を引っ張ってきた主砲の離脱はチームにとって痛恨。米メディアは大谷の去就にも影響を及ぼしかねないと予想している。
トラウトは大谷と2、3番を形成し、今季は81試合に出場して打率.263、18本塁打、44打点の成績を残していた。チームはここまで大谷の活躍もあって、ワイルドカード争いにしがみついているが、トラウトの離脱で打線のパワーダウンは必至だ。
エンゼルスは球宴直後にワイルドカードを争うアストロズ、ヤンキースとそれぞれ3連戦を控えている。PO進出へ鍵を握る6連戦となるが、米メディア「スポーティング・ニュース」のジョー・リベラ記者は、「2つのシリーズが彼らのシーズンを、そしてオオタニのエンゼルスでの運命を大いに決定づけることになり得るだろう」と言及した。
米経済誌「フォーブス」に寄稿するダン・スコルスバーグ記者は「トラウトを失うことはチームにとって苦しい状況になるだけでなく、同僚のスーパースターであるショウヘイ・オオタニをチームに残しておくための努力をするうえで事を難しくするだろう」と予想。「トレード戦略に間違いなく影響を与える。外野を守るベテランスラッガーの獲得を狙う選択をすることもできるし、オオタニが絡むオファーを検討することもできる」と見通した。
6月20日(同21日)にはペリー・ミナシアンGMが大谷のトレードについては可能性は低いと強調していたが、トラウトの離脱で風向きが変わってもおかしくない。
(Full-Count編集部)