大谷翔平に抱いた“違和感” 米解説者が指摘…「全く違う組み立て」がもたらした異変
バレンタイン氏、大谷の投球に「素晴らしいとは言えませんでした」
■パドレス 8ー5 エンゼルス(日本時間5日・サンディエゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地・パドレス戦に「3番・投手」で投打同時出場するも、6回途中、右手中指の負傷で緊急降板した。元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏も右腕のアクシデントに心配を隠せない様子だ。
エンゼルス放送局「バリースポーツ・ウエスト」のポストゲームショーで、同局の解説者として登場したバレンタイン氏は「素晴らしいとは言えませんでした。いつもと違いました。97マイル(約156.1キロ)、98マイル(約157.7キロ)の速球を何球か投げる程度でした」と本来の姿が影を潜めた大谷の投球を振り返った。
バレンタイン氏は、大谷がこの試合で投じた球種にも言及。「投球術はありました。カーブを(いつもより)多めに投げました。スイーパーの代わりにカットボールを投げました。ただ、いつもと全く違う組み立てでした。いつもはあまり投げない球種を(頻繁に)投げていたことが、マメにつながったと思います。(いつもと)握りが違うからです。マメがあると、投げることはできません」と普段とは違う配球が、右手中指の負傷につながったのではないかと自身の見解を示した。
右手の違和感が続いたのか。大谷は、2者連続本塁打を浴びるなど6回途中7安打5失点で今季4敗目(7勝)を喫し、前半戦ラスト登板を終えた。
(Full-Count編集部)