MVPは大谷翔平と“それ以外”で分けるべき…名物記者が提言「誰も挑むことすらできない」
前半戦のMVPに選定「今後8年はトロフィーの半分を大谷へ」
エンゼルスの大谷翔平投手が、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」による前半戦のMVPに選出された。
著者で、名物記者として知られるジェイソン・スターク氏は「最優秀大谷賞と、普通の人間向けのMVPを作りたかったけど、この記事を書くまでに許可を得ることはできなかった。なので、誰かが歴史的な活躍をしない限り、今後8年はトロフィーの半分をショウヘイ・オオタニに渡すべきだ」と、独特の表現で異次元の働きを称えている。
さらに「私たちは(彼の活躍を)どう理解すればいいのか? この男は、440フィート(約134.1メートル)以上の本塁打を10本も打ち、440フィート以上の本塁打を許さない偉業を達成した」としている。
スターク氏は大谷の今季成績に触れ「7月3日(日本時間4日)時点で、58本、128打点、408塁打、打率.306、出塁率.390、長打率.670、OPS1.060のペースだ。いい成績だ。どれくらいいい成績かと言うと、1シーズンにこれを上回る成績を残したのはベーブ・ルース、ジミー・フォックス、バリー・ボンズとサミー・ソーサしかいない」と、球史に残る強打者たちと比較してみせた。
その上で、投手としてもリーグ上位の活躍を見せていることに驚き「彼と対戦しないといけないかわいそうな打者は(大谷に対して)打率.189だ」と半ばあきれた口調だ。
こんな成績を残せるのは大谷以外にいない。「まだまだ(驚異の)成績を挙げ続けることはできるが、もう想像はついただろう。投打でピーク、あるいはピークに近いショウヘイを前に、誰もこの賞に挑むことですらできない。なので、私は、オオタニ以外の選手に謝罪する」。誰も近寄れない次元を歩く大谷に、畏敬の念を示していた。
(Full-Count編集部)