大谷翔平は「チームの将来を変える」も… NY紙が指摘、“金満”メッツが直面する難題

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

メッツ地元紙が示したドジャース有利の理由

 メジャーリーグは11日(日本時間12日)、オールスター戦を迎える。前半戦を終え、米メディアが注目しているのはエンゼルス・大谷翔平投手の去就問題。球宴前日の10日(同11日)、大谷が報道陣の取材に応じた際にも去就に関する質問が数多く飛び交った。なかでも潤沢な資金を持つメッツは有力な移籍先と見られているが、ニューヨーク紙「ニューズデイ」のデビッド・レノン記者は、メッツ入団を阻む“障害”について解説した。

 メッツの地元紙である「ニューズデイ」は「ところで、ショウヘイ・オオタニは、来季はどこでプレーするのか?」の見出しでレノン記者の記事を掲載。メッツ入団は、金銭面では問題ないとしながらも、「オオタニが西海岸でのプレーすることを好んでいるように見える」など、環境面での懸念を示唆。「もしオオタニが本当にカリフォルニアを好むのであれば、毎年プレーオフを争っているドジャースが有力な候補となるのは明らかである」との見解を示した。

 ドジャースの資金に関して同記者は「今季のドジャースの年俸総額は2億4500万ドル(約344億円)だが、2024年にコミットしているのは8200万ドル(約115億円)だけだ。そのため、オオタニのために大金を注ぎ込みことができ、彼の勝利したいという欲求を満たすことも可能だ」と予測。「オオタニは、彼を迎え入れるために歴史を作ろうとするチームのために、そのチームの将来を変える力を持っている」と大谷が秘める高いポテンシャルを絶賛した。

 10日(同11日)、メディアの質問に関して、希望球団などの明言は避けた大谷。メジャー史上最高額の契約は間違いないとされる大谷の動向から、今後も目が離せそうにない。

(Full-Count編集部)

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