ヤ軍の大谷獲得説は「フェイクニュース」 業界関係者の証言…指摘する“非現実さ”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

業界関係者の見立て「最有力はマリナーズ」

 エンゼルス・大谷翔平投手が今夏にトレードされるなら、ヤンキースが移籍先の最有力との報道がある中、真っ向から否定する意見が飛び出した。ニューヨークに隣接するニュージャージー州のメディア「NJ.com」では、ヤンキースに精通している業界関係者が獲得説を「フェイクニュースとして一蹴せよ」と発言したと報道。様々な憶測が飛び交う状況となっている。

 記事では、大谷獲得に最も意欲的なチームがヤンキースであるとESPN電子版が伝えたことに触れ、匿名の業界関係者の見立てを紹介。そもそもエンゼルスが放出する可能性が低いことを踏まえつつ「『もしトレードしても、彼はヤンキースにはいかない』と話した」という。

 ヤンキースは14日(日本時間15日)時点でワイルドカード圏内から2ゲーム差。チーム打率.231と低迷する打線の強化が急務だが、ネックとなるのは金銭面。関係者は「ヤンキースはまず一部の年俸分を減らさない限りは年俸が高い選手を迎える立場にないと思う」と見通した。

 もしトレードで大谷を獲得せず、オフにFAとなった段階でラブコールしても、球団にとっては巨額契約が待ち受ける。記事では「オオタニがFAになり史上最高額の5億ドル(約693億円)を要求するであろう冬にヤンキースと契約する可能性はどうだろうか」と考察する。

 そもそもヤンキースは主砲のアーロン・ジャッジ外野手と9年総額3億6000万ドル(約499億円)の超大型契約を締結。名門球団の“顔”であるスター選手なだけに「ベーブ・ルース以来最も偉大な二刀流であるオオタニに、ジャッジ以上の金額をオファーすることを考えるだろうか」とみる。

「オオタニは金額の上でジャッジに屈辱を与えることになるのだろうか」……。関係者は即座に否定。「ならない。どちらにせよオオタニはニューヨークには来ない。真面目な話、彼は東海岸向きの男ではない。私が得ている情報からすると、最有力はマリナーズで、2番目に可能性が高いのはパドレスとジャイアンツだろう」と見通した。

(Full-Count編集部)

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