大谷翔平のおかげで「お詫びの言葉」 わずか2年で“翻意”…米老舗メディア「訂正文を」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「スポーツ史上最高のシーズン50傑:個人版」を早くも訂正か

 エンゼルス・大谷翔平投手の歴史的な躍動に、米老舗メディア「スポーティング・ニュース」が思わぬ“修正”を強いられそうだ。2021年に完成させた大プロジェクト「スポーツ史上最高のシーズン50傑:個人版」の1位は同年の大谷だったが、わずか2年で1位が入れ替わりそうな事態に「我々は近々、訂正文を出さなくてはいけないだろう」と述べている。

 過去のスポーツ史を振り返った同プロジェクトについて「オオタニの歴史的な2021年が1位だという結論に達した。当時はこれが間違いなく正しい答えだと思えた(いや、正しい答えだった)」と強調。シーズン46本塁打で最終盤までタイトルを争い、投手としても9勝を挙げて満票でMVPに選ばれた1年が紛れもなく史上最高だと自信を持って発表していたが、わずか2年で状況が変わった。

 本塁打数をはじめ数々の打撃成績でリーグトップを誇り、投手としてもすでに7勝を挙げた大谷の今季前半戦を鑑み「当然のことながら彼はこれ以上ないほどダントツのア・リーグMVP最有力候補で、この(MVP選出の)必然を阻止することに向けて他の誰かができることは、今の段階ではほとんどない」と指摘。2021年の大谷自身の成績を上回り、さらに昨季ヤンキースのジャッジがリーグ新記録を打ち立てたシーズン62本塁打にも迫るシーズンを過ごしている。

 同メディアは「オオタニが後半戦でも今年の前半戦に近い数字を残せば、以前の『スポーツ史上最高のシーズン50傑』が訂正されても驚かくなかれ。我々の心からの、しかし上機嫌でのお詫びの言葉とともに」と“予告”。大プロジェクトの結論があっさり2年後に覆されるほど、2023年は異次元のシーズンになっている。

(Full-Count編集部)

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